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2007年9月19日 (水)

台形の面積

 文科省の「台形の面積の公式」素案が中教審で概ね承認されました。早ければ2011年には復活するらしいです。僕が教員になった12年前には普通に(上底+下底)×高さ÷2を教えていましたが、授業内容の削減で削られました。それが早くも復活です。ということは、ここ10年の間だけ、5年生という時期を経験した人たちは台形のあの超有名な公式を学校では教えられずにいるのです。恐ろしい程変な話です。

 そもそも台形の面積の公式を教科書から削除した背景は「台形の面積は平行四辺形と三角形をくっつけたものだから、敢えて教える必要はない。」との理由からです。確かに、台形に補助線を一本引けば、そうなります。ならそれでいいのじゃないのとも思うのですが、とにかく、上の人が勝手気ままに授業内容を変えるので現場は大変です。一番大変なのは、そこで学ぶ子どもたちです。その姿が上の人には見えているのだろうか。

 学力低下が叫ばれています。本当に学力が低下したのでしょうか?その原因は授業を削減したためなのでしょうか?授業量を増やせば学力は上がるのでしょうか?根本的な答えの検証もなしに、事が進んでいきます。おかしいです。子どもたちの学力はそんなに低下しているとは思えません。しかし、学習に対する関心は低くなっている気がします。それは学習以外に関心を持たせる情報があまりにも氾濫しすぎているからです。だからこそ、教師は魅力的な授業を展開すべきなのでしょうが、正直なところ、魅力的な授業を開発する程も時間的余裕がありません。それは言い訳と言われればそこまでですが。

 しかし、だからこそ『ゆとり』って教師にも、子どもにも必要なのだろうと思うのですが。今の流れは完全に逆です。このまま進んでいくのでしょうか。大丈夫なのか!日本の教育は!

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