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2007年10月31日 (水)

子どもはどこで遊ぶのか?

 遠足の下見に行きました。遠足といっても校区内をオリエンテーリングで歩くので、下見も校区内を歩くことになります。まあ、校区内巡視という表現の方が近いでしょうか。その距離7キロ。結構きついです。年のせいなのかそれとも運動不足なのか、職員室に戻ったときには、しばらく動けなかったです。

 それにしても、のどかな町です。田んぼと畑がやけに似合います。こんなのどかな町なのに、子どもの姿を見かけません。外で遊んでいないようです。たくさんの遊ぶ場所がありそうなのだけど、子どもたちの遊ぶ場所の選択肢の中に『外』というのは含まれなくなりつつあるのかもしれません。

 外で遊ぶより、室内でのゲームの方が楽しいのかもしれません。複数で遊ぶよりも1人の方が気楽なのかもしれません。実際に最近の子どもたちが複数で遊ぶとき、かなりおもしろい光景を見ます。1つの部屋の中で何人かで遊んではいるのだけど、それぞれ違うことをやっています。1人はゲームを、1人は漫画を見ていて、1人はおやつを食べている。同じ空間の中にいるのだけど、やることはバラバラ。1つのことを共有しているわけではなかったりします。こういう原因を作ったのは、結局のところ、大人なのだと思います。大人が子どもたちを外で遊ばせなくしたのが原因なのだと思います。

 不審者の問題、危険箇所の問題、さまざまな事由から「あれはダメ。」「これもダメ。」って子どもたちの遊べる行動範囲をどんどん狭めていきました。さらにゲームなどを安易に買い与え、室内での妙な居心地の良さを与えてしまいました。外で遊ぶこともなくなったので、人間関係のトラブルもほとんど経験せずに過ごせています。味を占めた子どもたちは楽な方がいいに決まっています。こうなってしまうと、「もう外で遊んできなさい。」と言っても通用しません。

 子どもから子どもの時にしかできない貴重な経験をする場を奪った罪は大きいです。時代が時代といってしまえばそれまでですが。しかし、もう割と安全でしかも貴重な経験ができる場が学校しかありません。学校の役割、大きいです。算数や国語を学ぶよりも大事な経験をさせていきましょう。それが私たち教師の仕事ですから。

 

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