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2007年12月25日 (火)

100マス計算

 娘が目の前で100マス計算をやっています。冬休みの宿題です。朝からご苦労です。俗にいう陰山先生の100マス計算です。本屋に行けば結構たくさんあります。僕も7.8年前、100マス計算を教室でやっていたことがあります。でもやめました。やめた理由は一斉授業ではやりにくいからです。今、娘がやっているように、家で個人がするものに関してはいいとは思いますが。

 100マス計算で『何を』鍛えるかです。すばやく計算できる力を身につけるならばかなり有効だと思います。だから各個人が家でやって、「やったぁ、記録が上がった!」というのはよいです。でも、教室でやれば、ものすごく早くできる子もいれば、ものすごくスローにする子もいるので、かなりの時間差が生じます。だから、早くできる子は飽きてしまうし、遅い子にとっては苦痛です。こういう状況を教室に作ると、せっかく鍛えたいものが鍛えられなくなります。

 もちろんすごく上手な方がすれば個人差を解消できるのかもしれませんが、今の僕には100マス計算を利用して個人差を解消するアイデアは浮かびません。だから、スピードを鍛えるためのものは別の方法を用います。例えば3×4=とか、□×3=12といった簡単な計算式をランダムに並べた問題を20問ほど用意し、30秒計って、何問出来るか数えます。最後まで出来た人はまた1番目の問題からやり始めます。これなら時間差が生じません。20問なので○ツケもすぐ終わります。これを何パターンか用意して、1枚の紙に収め、答えは常にノートに書くようにしておけば、1枚の紙を繰り返し使えます。授業のはじめの5分間だけで、3パターンくらい出来ます。

 45分間の授業の中で、全員が集中せざるを得ない状況を作るのが私たちの仕事です。全員です。1人でもボーっとしている状況があるのならば、それはその子が悪いのではなく、教える側の授業作りに問題があるのだと思います。授業って、教えたい内容がいかに素晴らしくても、教え方がうまくないと伝わりませんから。

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