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2007年12月18日 (火)

下校時の見回り

 勤務校では不定期に下校時の見回りを行っています。不定期というのは特に曜日を定めていないということです。だいたい月に3回くらい行われます。これが行われるようになったのは2年前の事件がきっかけです。2年前のちょうど今頃、広島と栃木で1年生の女児が下校時に誘拐され殺されるという痛ましい事件がありました。広島の犯人は捕まりましたが、栃木の犯人は以前捕まっていません。まあ、このことから全国的に通学路の安全が見直されました。勤務校も例外ではありません。

 当時、生徒指導主任だったので、下校時の見回りを提案しました。しかし、この見回りはいろいろな問題を含んでいました。最大の焦点は頻度です。どの程度、見回るべきかということです。もちろん毎日見回れればそれに越したことはありません。しかし現実的に無理です。だいたい見回るとなると1時間ぐらい要します。4時に始めたら、帰校した頃にはもう勤務時間が終わっているということになります。まあ、勤務時間なんて教員にはあんまり関係ないですけどね。仕事終わるまで帰れないんだから。

 地域でも下校時のパトロールなどが話し合われたようです。で、行き着く先は頻度です。大切なことはわかっているのです。毎日がいいに決まっています。しかし、あまり頻度が多すぎると、『苦』になるのです。「できる範囲」で十分なのです。

 2年前、あれだけ熱を帯びていた見回りは、今はどうなのでしょう。月に何回かでも見回るだけでも抑止力になります。もちろん毎日見回ったって事件が起きるときは起きます。すべての子が家に帰り着くまで見回るなんて無理なことなのですから。結局は意識の問題なのだと思います。この意識は大人だけではなく、子ども自身も持たせないといけません。自分の命は自分で守る意識を。

 でも、僕たちが子どもの頃は下校の時って、寄り道したりしながら『社会』を勉強できたのに。今の子どもは本当に窮屈な世の中を生きていると思います。

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