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2008年1月 4日 (金)

箱根駅伝(その2)

 昨日の箱根駅伝に関するマスメディアの報道は駒大優勝とともに「3校の棄権」がクローズアップされていました。その中で気になるコメントが。それは大会会長のコメント。

 「情けない。すべての駅伝の教科書のようになっている大会。大学で指導、勉強してほしい。(指導者は)選手を見詰め鍛えてほしい。速い選手はいるが強い選手はいなくなった。」

 あんなに一生懸命走っているのに、「情けない」で片づけていいのでしょうか。しかも、大会会長が。選手たちは僕らが想像する以上の練習を積み重ねてきたはずです。速くもあり、そして強くもある選手たちだと思います。それが、たまたま大会本番で、脱水状態になっただけの話だと思います。脱水状態になったり、途中で棄権することはマラソンや長距離を走る競技ではよくあること。プロの世界でもよくあることです。ただ、駅伝は個人スポーツではありません。個人の力が尋常でないほど必要とされる割に、団体スポーツのために1つのたすきをつないでいかねばならないので、多少のことでは棄権できない特殊な競技です。

 その競技会の長が「情けない」という駅伝。これ以上、選手の何を鍛えればいいのでしょう。メンタル面ですか?選手たちはこれだけメディアにさらされているだけで、十二分にメンタル面は鍛えられていますよ。情けないのは選手や監督、コーチではなく、運営側にもあるとなぜ考えられないのでしょうか?これだけスポーツ科学は発達している今時、15キロまで給水なしとか、給水もスポーツドリンクではなく水だけなんてありえないですよ。

 しかし、僕たちはいつも誰かのせいにして、自分を正当化しています。選手たちの注目を集めさせるのはメディアですが、メディアを煽っている一因は視聴者である僕たちにもあります。運営側、選手、監督コーチ、そして応援する視聴者すべてが今回の件について自分を振り返りましょう。そして、来年の箱根駅伝を今年以上のものにしていきましょう。3校の棄権をただの出来事で終わらさないためにも。

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