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2008年3月14日 (金)

大人から見た学校裏サイト

 いじめの温床になっているとして社会問題化しているインターネット上の「学校裏サイト」を文部科学省が調べたところ、集計がまとまった39都道府県だけで約3万8000件が開設されていることがわかったそうです。このうち少なくとも2割で、「ウザイ」「死ね」といった特定の個人への攻撃や中傷が確認されたそうです。同省は14日午後に都道府県の青少年行政の担当者などを集めて開く「ネット安全安心全国推進フォーラム」で集計結果を公表、対策の具体的検討に乗り出す予定です。同省によると、学校裏サイトを通じた中傷やいじめは2006年ごろから目立ち始め、同年秋には、仙台市内の中学3年の男子生徒が「この世から消えろ」などと中傷されて不登校になり、書き込んだ生徒2人が家裁に送致されたそうです。昨年7月に神戸市の高校3年の男子生徒が自殺したケースでは、サイト上に裸の写真や悪口が投稿されていたようです。

 これだけネットワークが誰もが使える状態にしてしまったのはすべて大人の責任です。小学生でも普通に携帯メールしています。小学生ですよ。それをもう大人が認めているのです。普通に考えて、小学生が真っ当なメールを書くとは思えないのです。表現力もないし、言葉も知らないし。メールで写されるのは言葉だけです。だから受け手には言葉の裏までわかりません。そりゃ、問題が起こって当たり前でしょう。そんなこと、みんなわかっていたんでしょ。それでも、子どもにネットワークを与えたのは大人です。便利だから、安心だからって。なら、大人が責任をとらないと。

 しかし、子どもの情報収集能力は大人より秀でています。大人が正直なところ追いついていません。今さら、携帯でメールするな、インターネットを使うなって言ったところで火に油を注ぐようなものです。ネットワークの便利さといった光の面と影の面を両方教えないといけないのです。教えて理解した上で子どもにはネットワークに触れさせないと。安易な大人の発想のせいで何人もの子どもが傷ついています。

 ネットワークは便利な道具です。このブログもネットワークが存在しているから活用できるのです。しかし、ネットワークを利用する人がすべて正しく利用しているわけではありません。ネットワークの世界はきれいではないということを前提に話は進めていきましょう。こういう時代だからこそ、大人が問われているんだと思います。

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コメント

 展開例集の紹介ありがとうございます。僕はよくSYOさんがやられていた先生郵便局を通してのメールごっこをやっています。もちろん、1回やったからそれでいいというわけではないですが、今の状態は本当に怖いです。無法地帯に子どもを放り投げているような気がします。そりゃ、子どもは毒牙にはまりますよ。
 でも大人が今の状態は怖いって思っているだけではダメなので、とにかく本気で考え、実践していきたいと思います。いろいろ教えて下さいね。

投稿: パパ | 2008年3月15日 (土) 22時59分

 ネット社会を否定することはできません。本来ネットは善人だけで利用されてきたのです。大学間のやりとりをするために始まったがインターネット。だから、インターネットは無料なのです。しかし、今やネットは善人だけが使っているのではありません。普通の人の中にも潜む悪の部分が、ネットという特別な環境(相手が心材するのに相手が見えない)の中で、大きな問題を起こしています。普通犯罪は悪い人が起こします。でも、ネット中では、ごく普通の人が犯罪者になってしまう可能性が高い。なのに、便利だからという理由だけで、何の教育もされずにみんなそれを使っているのです。だから、まずいのです。
 学校現場は何ができるでしょうか?教師は何をすべきでしょうか?
 今日も、どこかの中学生がネット上のトラブルが発端で自殺しました。
 今、我々教師は、この現実から絶対に目を背けてはいけない。何ができるかを本気で考えなければ、目の前の子どもたちを守ることはできません。
参考になれば使ってください。
情報モラル教育展開例集(小学校版)
http://mis.edu.yamaguchi-u.ac.jp/link/jmkt.pdf

投稿: SYO | 2008年3月15日 (土) 22時41分

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