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2008年3月 3日 (月)

キモい

 テレビを見ていると、芸能人が普通に『キモい』という言葉を使っています。子どもも平気で『キモい』という言葉を言います。『キモい』とはもともとは「気持ち悪い」が略された形ですが、現在は「気持ち悪い」というよりも「嫌悪感」という意味合いが強いです。しかも、「何となく」嫌悪感を感じて、『キモい』と言うのです。だから、『キモい』と発言する人は悪意がないのです。何となくだから。これがやっかいなのです。

 ごく一般的に考えてみましょう。自分に対して『キモい』なんて言われたら良い気がしますか?しませんよね。リアルに「あなたに嫌悪感があります。」と言っていることになるわけだから。あなた自身が否定されていることになるのです。が、しかし、言う側はそこまで考えていません。相手を否定しようとも思っていません。軽いノリで出た単なる言葉なのです。だから、相手がそれで傷つくなんてとうてい考えていません。でも、自分が言われたらイヤなんだけれどね。

 なぜ『キモい』という言葉を使うのでしょう。それは表現力が低いからです。自分の気持ちを表現する適当な言葉を見つけきらないから、『キモい』と3文字で済ませてしまうのです。つまり、「やぁだぁ~、キモ~い。」なんて言っている人は、「私は表現力が全くないのですよ。」と、堂々と言っているようなものなのです。だから、テレビで芸能人が『キモい』なんて言っていると、妙に情けなくなります。

 しかし、『キモい』って言葉を使ってはいけませんと言っても、使う人は使うでしょう。表現力がないんだし、周りで使っている人がいっぱいいるし、テレビでも垂れ流しの状態だし。でも、言葉が乱れると心も乱れます。平気で『キモい』って言っている人の心がキレいとは、あんまり思えないし。だからこそ、気づかせないといけないんでしょうね。言葉の大切さを。

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コメント

 全く同感です。このテーマで、子ども達に話をしたいと思います。真剣に気づかせたいと思います。

投稿: tssune3 | 2008年3月 4日 (火) 09時36分

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