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2008年4月30日 (水)

北朝鮮という国

 ワシントンに本拠を置くピーターソン国際経済研究所は、世界的な食品価格高騰と資金拠出に消極的な支援国の姿勢から、北朝鮮が再び飢餓に向かっており、北朝鮮政府が支配力を維持するためにますます抑圧的になる可能性があるとのリポートを発表しました。リポートでは「北朝鮮は前回10年前の飢饉以降で最も危うい状況になっている。」と指摘しているそうです。

 北朝鮮という国は不思議な国です。テポドンやノドンを作る資金があるのに、飢餓が起こるという現実。誰もが矛盾を感じているのに、矛盾を感じる人たちに抑圧的な態度をとる悲しさ。不思議です。

 もともと北朝鮮が食糧不足になったのは天災の影響というよりも、エネルギー不足により肥料が生産や運搬ができなくなったことと、政府の主体農法の押しつけが原因のようです。この主体農法、要は根性で農業をやり抜くといった農法です。伝統的な農法も科学的知識に基づく近代農法もまったく無視し、例えば食料が足りないなら山林を農地に変えればよいとする単純な理論で、山を切り開いて棚田や畑を造ります。それには土留めとか全くないので少し雨が降っただけでその田畑は崩壊したりするらしいです。強引な農法により山は禿げ山となり、山の土砂が川に流れ込んで水位が上がり、ひいては洪水が多発する原因となりました。トウモロコシ畑においては連作障害を引き起こし、増産という目的に反し不作、そして食糧難を招くこととなりました。それに洪水のせいで大量の土砂が海に流れ込み、海岸の生態系が破壊されてしまったため漁業まで不振に陥ることとなってしまったそうです。

 でも、これらはすべて上層部の命令であって、おかしいと思っても言えないのです。言えば処罰されるだけです。

 いつか、「おかしい」って上層部の人が気づく日が来るのでしょうか。ていうか、本当はもう気づいているのでしょうね。気づいているんだけど・・・、行動に移せないのでしょうね。

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