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2008年5月 9日 (金)

赤ちゃんポスト

  育児が困難な親が匿名で乳児を託せる熊本の慈恵病院の「赤ちゃんポスト」が設置されてから1年が経ちました。この1年で少なくとも16人が預けられたそうです。育児放棄の助長につながりかねないとの批判がありますが、病院側は救いを求める女性に果たした役割を強調しています。赤ちゃんポストは、乳児がごみ箱などに産み捨てられ死亡するのを防ぐため、緊急避難措置として設けられました。病院の理事長は設置当時、「赤ちゃんを預けるのではなく、できるだけ相談をしてもらいたい。」と安易な利用を避けるよう呼び掛けました。しかし、運用開始から数時間後に、3歳前後の男児が置かれ、その後も、ほぼ毎月置かれました。捜査当局は子どもたちのいずれにも外傷がなく、健康状態が良好なことなどから、虐待などの事件性はないとはみているようです。

 「赤ちゃんポスト」に関しては賛否両論あります。僕も正直なところ、どちらがいいのかわかりません。赤ちゃんポストのおかげで16名の命が助かったともとられます。でも、「親」って何なのだろうとも考えます。育てられないのに、なぜ産んだのだろう。あまりにも無責任ではないのかって。もちろん、それぞれの事情はわかりません。僕たちが想像できないほどの事情があったのかもしれません。でも・・・。

 マンボウという魚は1度に3億の卵を産みます。3億です。すごい数です。だからといって、海の中はマンボウだらけかというと、全然そんなことはありません。むしろ、全く見かけないというくらいです。なぜ3億も産むかというと、親が育てないからです。産みっぱなしなのです。たくさん産んで、そのうち1匹でも育てばいいや的な超無責任な発想なのです。だから、マンボウの子どもたちは成長する前にほとんど死んでいきます。しかし人間はマンボウとは違います。生まれてきた命に対して、愛情を惜しみなく注ぎます。それが本当は当たり前のことだと思うのですが。

 「赤ちゃんポスト」に子どもを預けた親はマンボウ的な発想とは違うと信じたいです。だから、いずれ病院に引き取りに来ると思います。でないと、やっぱりおかしいと思います。

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