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2008年6月10日 (火)

犯行予告の携帯サイト

 秋葉原の通り魔殺人の容疑者は、事件を起こすまでの経緯を携帯電話サイトの掲示板に克明に記していたようです。過去にも犯行を予告する殺人事件はありましたが、実況中継のように事件に至る経緯をつづるのは異例です。アクセス方法さえ知っていれば、誰でも見ることができる手段を使って凶行に及んだのはなぜなのでしょう。

 いろいろな考え方があります。誰かに気づいてもらいたかったのかもしれません。ただの自己顕示かもしれません。しかし、ネットワークという繋がりはあくまでも画面上のものなのです。面と向かった心と心の繋がりではないのです。この掲示板には事件当日までに3000件ものアクセスがあったそうです。しかし、容疑者の冷たいコメントに利用者がどんどん離れていったようです。そして、当日の犯行予告の掲示板には自分の書き込みしかなかったようです。繋がりたいのに繋がらない。誰もが入り込めるネットワークの世界なのに、自分しかいない状態。それでも、彼は頻繁に書き込んだのは、やはり『誰か』を求めていたのでしょうか。そして、不特定多数の『誰か』の命を奪ってしまいました。

 『誰でもよかった。』という容疑者の言葉。そして、親や教育や社会といった『誰か』に責任を見いだそうとするマスコミやジャーナリスト。見えない『誰か』を追い求めている僕たちが、1番見えていないのは、本当は『自分』なのかもしれません。 

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