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2008年8月26日 (火)

金メダルの価値

 北京オリンピックが終わりましたが、オリンピックの熱はまだ冷めないよう。ところで、オリンピックでのメダルを量産しようと、文部科学省が、海外の競技レベルや選手育成方法を分析して戦略的に指導する「ナショナルコーチ制度」を新設する方針を固めたそうです。東京都が立候補している2016年のオリンピックに向けたレベル強化策の一つで、平成21年度予算の概算要求に関連経費12億5000万円を盛りこむそうです。

 つまり、芽の出そうな人は大金を叩いて、金メダルを取れる力をつけさせるということでしょうか。芽の出そうな人ってどれくらいいるのだろう。おそらく、ほんの一握りの人だろうに。確かに、金メダルが取れる実力があるにもかかわらず、指導者の問題でとれないとなるとやや悲しいところもありますが、目の向けるところが上過ぎる気がします。

 世の中には金メダルどころか、逆上がりのできない子がたくさんいます。跳び箱が跳べない子がいます。泳げない子もたくさんいます。この子たちにとっても、逆上がりができるようになること、跳び箱を跳べること、泳げることは金メダル以上の価値に値します。大舞台で輝くメダルを取ることも重要なのかもしれませんが、できない子をできるようにさせるシステムや場づくりにお金を掛けることの方が遥かに重要な気がします。ごく一部の優秀な人材に掛けるお金で、多くの子どもたちができる経験を味わえるのですから。

 下の娘が、家で僕を跳び箱代わりにして、汗をかきながら、必死に練習しています。幼稚園には練習しようにも跳び箱の数があまりありません。一度跳んだら、次の番までだいぶ待たないといけないのです。12億のうちのごく一部で、跳ぶ経験ができる子、ずいぶん増えるだろうな。

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