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2008年9月26日 (金)

利用

 音楽祭まであと3週間。ソロでリコーダーを演奏する人を決める試験を行いました。今回行う曲はメインがリコーダーなので、リコーダーを担当する人が全体の半分を占めています。1人1人試験をし、同学年の先生とチェックしていきました。そうすると何とビックリ、全員きちんと演奏できるのです。4月にはうまく音すら出なかった子たちもいたのに、普通に演奏できているのです。誰がソロをやっても良いくらい立派でした。

 音楽祭に向けて同学年の先生と決めたことは、『当たり前のことを当たり前に。』。つまり、音楽祭というのはあくまでも授業の延長線上と考えること。見栄えの良い演奏にしようと思えば、うまい人を前面に出せばよいのです。しかし僕たちの仕事はうまい人は今以上に、そうでない人は普通にできるようにさせないといけないのです。だから、全員が当たり前にリコーダーを演奏できることを最大の目標に音楽祭を利用してきました。

 敢えて利用という表現を使ったのは、僕は音楽祭というのにものすごく抵抗があったからです。だって1年間で学習指導要領に定められている音楽の授業時数は4年生の場合、たった60時間です。週あたり1.7時間の割合です。教科書の内容を進めていってこの時間です。そこに音楽祭が入ってくるのです。たいてい教科書には載っていない別のものをもってくるわけです。実質無理があるのです。60時間で教科書も音楽祭も両方なんてできるわけがないのです。まあ、音楽祭は特別なものって割り切ってしまえばよいのかもしれませんが。ただ、うまい人だけが活躍でき、そうでない人はそこにいるだけの人になりがちな音楽の発表。それに時間をかけることにメリットをあまり感じませんでした。しかし、考え方を変え、せっかくの機会を全員がリコーダーを演奏できるように利用するという方向で進めると、音楽祭も捨てたものじゃないなって思いました。

 子どもたちの腕は急速に上がっています。上がっていないのは、僕の指揮の腕だけです。あらら。

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