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2008年10月 3日 (金)

バーチャルウオーター

Photo  ここ最近、総合的な学習の教材づくりで使用している本が同学年の先生に借りた本、『コンビニ弁当 16万キロの旅』です。食べ物や水、環境のことを考えるには非常にわかりやすい本です。

 この本の中でバーチャルウオーターという表現が出てきます。これは輸入する農作物などについて「もし、それを自分の国で作ったら。」と考えたときに必要とされる水のことです。例えば、お米の場合、1kgを作るのに必要な水はなんと3600kgです。つまり、お茶碗一杯75gのお米のご飯を作るのに必要な水は、ビックリ270kgです。お茶碗一杯のご飯を作るために、ペットボトル540本分の水がいるのです。それだけ稲という植物を育てるには水がいるのです。

 さらに牛肉です。牛は1日に30kgもえさを食べます。そのえさは干し草やトウモロコシ、大豆ですが、それらを育てるのにも水が大量にいります。100gの牛肉のために必要な水は何とビックリ2トンです。つまり、100gの牛肉を食べ残すと、ペットボトルで4000本分、水をムダにすることになるのです。そして、多くの食べ物を輸入に頼っている日本という国は、食べ物を輸入すると同時に水も大量に輸入していることになるのです。

 地球上で、水に関連した病気で、子どもたちが8秒に1人ずつ死んでいると言われています。問題なのは飲み水だけではなく、食料生産のための水不足です。一方で大量に食料を輸入していると同時に、それらを作るための水をも大量に輸入している国があり、また一方で、水がないために死んでいく子がいる国があり。おかしなことです。

 この事実を4年生なりに考えさせる教材を作っています。でも、教材を作りながら、こちらの方が学ぶことが多いです。僕たちは知らないことがあまりにも多すぎます。もっと現実を知らないと。

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