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2008年11月 7日 (金)

4年生のメールごっこ

 『メールごっこ』の授業をしました。これは以前syoさんに教えていただいたものです。突然授業の中に取り入れたのは、別の小学校の先生が、この授業の詳細を教えて欲しいと依頼があったからです。そういえば、実践事例で市の視聴覚部の中で話したことがありました。その先生は是非参観授業で取り組みたいとのこと。えらく気合いが入っていました。まあ、小学生でも携帯電話を持っているし、それで実際にトラブルも起こっています。口先だけで注意を促したところで、何の効き目もありませんから。

 とはいえ、ここ1年、その授業をしていません。だから、うまく説明ができないので、授業をすることにしました。すると同学年の先生もえらくこの授業に興味を持ったようで、授業参観していただきました。高学年では何度も取り組んだものですが、4年生で反応がどうかとは思ったのですが、基本は同じでした。メールは楽しいのだけれども、不安なのです。差出人の不安、内容の不安、そしてメールが来ない不安。4年生なりにメールの光と影を感じていました。

 僕は授業の最後に、ある子のメールを取り上げました。それは「さようなら」と書かれたものです。このメールは誰が書いたものかどうかもわかりませんし、「さようなら」という言葉は特に何の取り留めのない言葉です。普段でも使う言葉です。でも、それが画面上で「さようなら」が映るのです。人によっては、この人、自殺を考えているのではと考えるかもしれません。もしかしたら、自分がさようならということなのだろうかと感じる人もいるかもしれません。極端な例かもしれませんが、受け手の考え方次第で、画面上に映る言葉は変わります。面と向かってなら何でもない言葉でもです。そこが怖いのです。さらに「顔が見えない。」ことがその怖さを増幅させます。平気で傷つく言葉を打ったりするのです。しかし、面と向かっているわけではないので、罪悪感は薄いのです。恐ろしいのです。

 情報モラルとなると少し難しい話になりますが、結局は相手の立場に立って物事を考えるということです。「この言葉は傷つくかもしれない。」「この言葉は喜ぶかもしれない。」「この写真は勝手に使ってはいけない。」と考えることです。多分、2、3年先にはクラスの子の多くが携帯電話を握りしめているでしょう。そういう時代です。持たせない提言が上の方でありましたが、どうであれ、情報モラルを身につけた上で携帯電話は持たせたいしものです。そして情報モラルを身につけさせるのが我々大人の役目であります。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

同学年の先生がこの授業を今日されました。明らかに父親がいない子に対して「お父さんはいますか?」と書いていた子がいたそうです。それも普段はそんなこと書きそうにない子がです。書いた意図はわかりませんが、顔が見えないというのは、心を歪ませるのかもしれません。それにしても、たくさんの素敵な実践事例の提供、本当にありがたいです。

投稿: パパ | 2008年11月12日 (水) 22時26分

いい授業、してますね。「さよなら」この一言だけで、相手の状況は全くわからない。顔が見えない、声が聞こえない、ネットトラブルの第一要因ですね。何でもかんでもメール。電話の方がいいのに。会う方がいいのに・・・。私のところへも、時々クラスの子どもからメールが入ります。少し時間がたってから返信します。相手の子曰く、「先生のメールって白黒だね・・・。」絵文字が入ってないとのこと。メールは、用件だけでいいのです。気持ちを伝えたかったら、必ず電話して、声を届けますから・・・。ただ、時に、声の冷たい方もいらっしゃいますが。

投稿: SHO | 2008年11月11日 (火) 22時26分

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