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2009年4月28日 (火)

どきん(その2)

 「どきん」の授業をしました。まず子どもたちに最初に問うたのは、「何がたおれちゃったのか?」です。何人かの子に聞くと、「男の子」とか「ねこ」という答えが出てきました。別に明快な答えが詩の中に書いているわけではありません。しかし、「男の子」や「ねこ」というのは教科書の挿絵に出てきているのです。だから、それは違うという話をしました。

 すると、「ランドセル」という子が出てきました。「タンス」という子も出てきました。「つるつる」や「がらがら」という詩の中で表記されている擬態語から想像して考え出されたものです。大いに褒めました。もちろん明快な答えがあるわけではありませんが。

 そして次です。「だれがたおしちゃったのでしょうか。」と問いました。敢えて2拓にしました。A.さわってみようとした人。B.それ以外の人。そして、Bを選択した場合はそれが誰かを明記するように指示しました。挙手で確認すると半々でした。多分、こういう訊き方をしたからでしょう。2拓にせずに普通に誰が倒したのかを問うと、ほとんどの人がさわってみようとした人ってなるでしょうから。

 で、なぜそう思ったのかの理由を書かせて、ノートを持ってこさせました。どんどんノートを持ってきました。最初のうちは「はい0点。」といって、0点ばかりつけていました。でも0点もらっても子どもたちは楽しそうです。先生に考えを見てもらうこと自体うれしいのだと思います。まあ、0点のような理由でもあったのですが。そのうち、Bを選択して、「風」がたおしたと考えた子が出てきました。『かぜもふいているよお そよそよ』から導き出したのでしょう。大きな声で、「70点」といって、ノートを返しました。すると、教室中の空気がガラリと変わりました。今まで全員0点だったからです。面白いものです。別にこれが合っているわけではありません。ただ、詩の中に表記されているものから導き出したのが彼がクラスの中で最初だったからです。

 そのあと、いんりょくやちきゅうも倒した原因と考える子が出てきました。面白いものです。これだけ内部情報が集まれば次の時間は話し合いが活性化されそうです。結局、「誰がたおしたのか」って。

 教科書にちょこっと載っている詩って、たいていのところ、音読して終わってしまうことが多いです。他にもすべきことがたくさんあるからです。でも、本当は教える側がきちんと内容の軽重をつけないといけないのでしょうね。子どもたちに何を教えたいかを考えれば、教える内容の配分も変わってきます。スピーチの力をつけたいと考えるならば、そういう教材に重点を置けばよいし、読み取りの力をつけたいならば、そちらに重きを置けばよいし。柔軟に対応しないといけませんね。

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