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2009年7月 3日 (金)

総合的な学習の価値

 総合的な学習で地域の市場に行きました。そこで子どもたちが作ったチラシを配ります。そこの市場では、地元産の野菜が売られています。その野菜をアピールするチラシを配りました。1学期に生産者へのインタビューやインターネットを使っての調べ活動をしました。それらを通しての形となったチラシをお客さんに配りました。

 とはいえ、見知らぬお客さんです。子どもたちはかなり緊張しています。事前にチラシを配っても無視されるパターンなどさまざまなケースで事前練習をしましたが、実際の場所は雰囲気が全然違います。すばらしい勉強の場です。

 子どもたちが配布するということで好意的に受け止めてくれるお客さんが大半です。忙しい中、足を止めて真摯に子どもの話を聞いて下さいます。ありがたいことです。しかし、子どもたちが配布するチラシを断る方もいらっしゃいました。そういう方がいて当たり前です。クラスの半数の子は、断られる経験をしました。そのような経験ができたということ自体、ものすごく良い勉強になったと思います。

 総合的な学習は机上の空論で終わらせてはいけません。よくゲストティーチャーを呼んで話を聞くということもしますが、それだけでは全然足りません。自らの実体験が何よりです。百聞は一見に如かずということわざがありますが、百聞は一体験に如かずです。学ぶことが非常に多いです。人に伝えるということはどういうことなのかということを直に経験することができました。

 こういう『まともな』総合的な学習は 本当は面倒なのです。いちいち相手先とのコンタクトをとらないといけません。まあ、こういう面倒な仕事はすべて、隣のステキな学年主任が何事もなかったかのように、いつの間にかやっているのですが。でも、机上の空論だけで終わらせるのであれば、総合的な学習の存在意義がなくなるような気がします。実際に総合的な学習の授業時数が減るのも、結局、そういうことが原因のような気がします。

 若干9歳の3年生が、全然知らない人相手に一生懸命に自分の思いを伝えていました。考えようによっては、総合的な学習って、かなり価値がある学習のような気がするけどなぁ。

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