« カメラ屋さん | トップページ | 前途有望 »

2009年11月30日 (月)

明かり

 理科の電流の勉強をしました。子どもたちに電池やら豆電球を配った段階で、大興奮です。いかにも実験って感じです。やはり実験に使うものは1人1セットずつあった方が良いです。

 まずは最初の実験。豆電球と電池と導線1本だけ用意します。ここで、子どもたちに「この3つだけで明かりをつけることができるか。」を問いました。半々でした。ということで、「さあ、つくかどうかやってみましょう。万が一ついた場合は、先生にこっそり教えて下さい。」と言いました。実験開始です。あ~でもない、こ~でもないと自由に3つをいじくり回します。だれも明かりがつきません。教室の中にやっぱり3つじゃ無理なのではという空気が流れます。そこで僕は「まあ、みんなには無理かもね。先生はできるけど。」ってものすごく意地悪そうに言いました。子どもたちはムキになっていろいろいじくり回します。

 すると、1人の子の明かりがつきました。大興奮です。最初にこっそり教えてと言ったにも関わらず、雄叫びをあげます。そして、もう1人別の子に明かりがつきました。教室の空気がガラリと変わりました。他の子どもたちの動きはさまざま、ついた子のやり方をのぞき見る子、ついた子には目もくれず必死に3点セットと格闘している子、ついた子に教えを請う子。どの子も夢中です。

 こういう教室の空気が変わる瞬間っておもしろいです。例えば、子どもたちにノートを持ってこさせます。しかし、0点ばかりつけます。何度も何度も0点です。何となくどうせ先生は0点しかくれないという空気が流れたときに、突然ある子のノートに100点をつけ、しかも大きな声で、「すご~い、100点。」と言ったときも教室の空気が変わります。他の子どもたちの目の色が変わります。ギアがトップに入ります。

 教室はドラマみたいで楽しいです。そのドラマの演出の善し悪しは先生に懸かっています。そういう意味では、先生って、結構やりがいのある仕事です。

|

« カメラ屋さん | トップページ | 前途有望 »

教育」カテゴリの記事

コメント

ムスコさんの学校の先生はステキな先生だと思います。すみませんって思えるのって立派です。子どものせいではなく、自分の責任って感じられているのですから。

投稿: パパ | 2009年12月 1日 (火) 21時31分

またしても素敵な授業に、思わずニッコリ。

子供達の反応を楽しむパパ先生に、教師としての心のゆとりを感じます。本当に良い先生ですね・・・。

今日、ムスコの学校で保護者会があったのですが、先生が一人の保護者の方に向かって、こんな事をおっしゃってました。
「僕が、子供達が授業中に発する一言一言を、うまくひろってあげることが出来なくて、本当にすみません。」と。
すみませんだなんて・・・聞いてて、ちょっぴり切なくなってしまいました。

最後の、「ドラマの演出の善し悪しは先生に懸かっています」読んでいて、思わず深く頷いてしまいました。
まったくその通りですね・・・勿論、家庭もそうですが(笑)

投稿: kiki | 2009年11月30日 (月) 23時50分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« カメラ屋さん | トップページ | 前途有望 »