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2010年1月31日 (日)

子ども兵の戦争

Photo_3  図書館へ。一応、学校の先生なので教育書の置かれているコーナーは立ち寄るのですが、立ち寄るだけ。そのコーナーの横にあった本を手に取りました。『子ども兵の戦争』という本です。読んでいて、胸が痛くなりました。しかし、現実です。

 10年近く前にシエラレオネのことを新聞で知りました。そこでの少年兵の存在に衝撃を受けました。10歳にも満たない子どもが銃を持ち、他人の命を狙っているのです。そもそも、なぜ、子どもを兵士のするのかというと、子どもを兵として使うメリットがコストを上回っているからです。子どもを兵として使うと世間から反発を買いますが、手っ取り早く投資なしで戦力を得ることが出来るのです。道徳的に非難されようが、関係ないのです。まあ、関係ないから誘拐してででも、親を殺してでも連れ去るのですが。それに大人は報酬をほしがるそうです。しかし、子どもはめったにほしがらないそうです。その点も安上がりになるそうです。子どもを兵士にする組織は、基本的に子どもは従順で使い捨てできるものとしか考えていません。

 しかし、無理矢理兵士にされる子どもばかりではなく、自発的に兵士になるものも多いそうです。でも、子どもです。10歳にも満たない子どもです。正しい判断ができる素地がない年代です。そんなときに、1日3度きちんと食事がとれると思いこまされると、心が揺らぐでしょう。特に飢えや貧困で苦しんでいるときには。

 現在も30万の少年兵がいると言われています。本当ならば、この30万人の子どもたちは家族や友人に囲まれ、愛情たっぷりに育たなくてはならないのに。それなのに、彼らは、今日を生きるために人を殺すのです。「かわいそう」な現実ですましてはいけません。

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