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2010年3月30日 (火)

教科書検定

 文科省が再来年度から小学校で使用される教科書の検定結果を公表しました。現行の学習指導要領を全面改定し学習内容を増やした新学習指導要領に基づく初めての教科書で、「ゆとり」をうたい内容を大幅削減した2000年度検定の教科書と比べ、平均ページ数は全体で43%、理科と算数で67%、国語で45%増えたそうです。現行教科書と比べても全体で25%、算数で33%。理科で37%増えたそうです。もちろん、量より質の方が大切なのでしょうが、明らかに「ゆとり」脱却の印象です。

 そういえば、今年度から移行期間で学習する量が増えました。理科と算数はサービスで補助教材なる薄い冊子の白黒刷り教科書が配られました。それを学習するために授業時数が週1時間増えました。子どもたちはそれなりに対応していましたが、大人(先生)の方が対応し切れていない印象でした(僕もそうですが)。減らすことにはスムーズに対応できるのですが、増えることに対しては上手くないです。完全に「ゆとり」という甘えに慣れてしまっているためです。

 本来「ゆとり」は楽をするものとして作られたものではありません。「ゆとり」が考えや発想を生み出すものでないといけなかったのです。しかし、考えや発想を生み出す素地がないし、環境も整備されていないので、「ゆとり」を作っても、子どもたちが上手く使いこなせないのです。それは素地も与えず、環境も整備しなかった大人のせいです。

 教科書の量が増えたことで、多少素地が身についていくかもしれません。でも、この多少を「多」にするか「少」にするかは、教える側の力量が問われます。

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