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2010年3月 2日 (火)

ひとりひとりに応じるって

 算数では1年間のまとめをしています。移行措置で振り回された2学期と違って、3学期はゆとりがあります。じっくりと振り返ることができます。しかし、実際にはじっくりではなく、猛烈に問題を解いていきます。とにかく数をこなすことが大事だと思っています。最初は簡単な問題からどんどん解かせ、できたかどうかを確認しながら少しずつレベルを上げていきます。テンポ良く量をこなしていきます。

 しかし、算数という教科は特に出来不出来がはっきりしたところがあります。みんなが同じ問題をしていても、差ができます。そこで途中で、A問題とB問題を出します。問題に難易をつけます。そして、「もう完璧と思った人はBを、まだちょっと不安かなと思った人はAの問題をします」と言います。子どもたちは、それなりに自分の実力に応じた問題を選択し、解いていきます。さらにC問題を加えたりもします。1つの教室の中で習熟度別授業をするような感じになります。

 こうすると、普段は時間がかかっていた子が1番に先生のところにノートを持ってきたりします。だから大きな声で「わぁ、すごい1番」と言います。すると、その子はニヤッと笑いもう1つの難しい方の問題にも取り組みます。難しい方の問題を選択した方も、絶対解いてやるという気持ちで解き始めます。見ているとおもしろいです。

 教育の場では、いろいろなところで「子どもひとりひとりに応じた」なんて綺麗事が言われています。でも、ひとりひとりに応じるって、具体的にどうするのかまでは示されていません。示されないし、実践されないとなると、本当に綺麗事で終わってしまいます。できる限り授業の中でひとりひとりに応じられる仕組みをたくさん構築しなくてはいけません。1対1で授業をしているわけではありません。クラスに30人いれば1対30です。本気でひとりひとりに応じるためには、45分の授業時間を僕たちが真剣に向き合わなくてはなりません。 

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コメント

kikiさん、エールをありがとうございます。
できる子とできない子がいるのは当たり前のことです。だから学校の先生は、できない子はできるように、できる子はよりできるように授業をします。息子さんの担任の先生も同じだと思います。でも、僕はいつも試行錯誤の繰り返しです。本当にこれでよいのかなぁって反省ばかりです。上手な方は上手にやられるんだと思いますが。
kikiさんの言われるとおり、みんなできるようになりたいのです。でも、やり方が分からないのです。やり方が分からないのに、がんばりなさいと言ってもそりゃあ難しいです。
できたときの喜びを味わわせること、そして自信をもたせることは僕たちの仕事ですからね。がんばります。

投稿: パパ | 2010年3月 3日 (水) 22時05分

パパ先生、こんにちは。

一人一人に応じた授業・・・
パパ先生は、十分なさってると思います!
ゆとりのある3学期こそ、猛烈に問題をといていく・・・これ、我々保護者が学校側に対して、まさにのぞんでいる事です。

先日の保護者会で生徒の学力の話になった時、息子の担任の先生が、「このクラスの男子は、出来る子と出来ない子の差が開きすぎています。2年生でこれだけ開いちゃうと、3年生以降、さらに開く可能性があり、いや、たぶん更に開いていってしまいます・・・。」とおっしゃってましたが、出来る子って、毎日少しずつ、家で問題をこなしてるというか、読書と家庭学習の習慣がきちんと出来てるんですよね。
それに、出来ない子なんていないと思うんです。みんなやれば出来るし、今は勉強が苦手と思っている子でも、本当は出来るようになりたいと心の中では思っていると思うんです。
ただ、やりたいけどやり方が分からないとか、家でもう少しやりたいと感じていても、家があまりそういう環境じゃないとか・・・

あきらかに時間的ゆとりのある3学期!
何もしないのは、本当にもったいないです!!!
なんて、この時間を素敵に使っていらっしゃるパパ先生にこんな話をしてもしょうがないんですけど・・・。

以前息子が通っていた学校に、理科の教科書を作っていらっしゃる先生がいました。教科書を作っていらっしゃるのに、授業はあまり教科書に沿っていないで有名で(笑^^)、あのままあそこの学校に通っていたら、一度はお世話になりたかった、本当に素敵な先生でした。でも、拝見した事はありませんが、パパ先生がなさっている授業も、あの先生と似てるのかな~なんて。

授業に味のある先生って、本当に素敵だと思います!!
これからも頑張って下さい!!

投稿: kiki | 2010年3月 3日 (水) 09時26分

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