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2010年4月26日 (月)

足る

 たまたま本屋さんで買ってしまった(こういう買ってしまったという衝動買いのようなことが多いのですが)『ポケット詩集』。買ってしまった理由は、中身というよりも、帯の文言に惹かれてしまいまったせいです。

 昔の少年は詩をよく読んだものだ。それも、とびきり上等の詩ばかりを、だ。そしてよく考え、「足る」を知った。みんなへっぴり腰を恥じて涼しげな目の下に、素朴な正義感をひそかにかくしていた。子どもよ、そして子どもの心をもった大人たちよ、この時代にとびきり志の高い詩を読みなさい。

 というわけで、詩を読んでします。ステキな言葉に触れると、優しい気持ちになれます。しかし、今は、テレビやインターネットの世界の中をはじめ、至るところから心が寂しくなる言葉が垂れ流しされています。そんな悲しい言葉に麻痺してしまっています。麻痺すると何がよくて何がよくないのかを判断する力が薄れてしまいます。それは「足る」ものなのか「足らない」ものなのかを感じる力さえ奪ってしまいます。困ったことに、子どもだけではなく、大人もなのです。

 意識的にステキな「足る」言葉に触れておかないと。寂しい言葉に溺れてしまうから。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

忙しいのって、よくないですね。自分を見失ってしまいそうになります。でも、忙しいということは、やれることがたくさんあるということで、本当は幸せなことなのでしょうね。 

投稿: パパ | 2010年4月27日 (火) 21時13分

志の高い詩。光る言葉。とても大事。でも、忙しすぎるとそんな宝物に目が届かないことがあります。いかんなぁ、いかんと思います。昨日のハートの表現も素晴らしかった。“包みこむやさしい面は他人に対して、鋭い面は自分に対して向けなければなりません”

投稿: tssune3 | 2010年4月27日 (火) 16時29分

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