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2010年4月27日 (火)

大人

 ボーっと『ポケット詩集』を読んでいました。実はこの本、児童書コーナーで買ったのです。児童書コーナーって、結構ためになる本が置いてあります。で、その『ポケット詩集』の中に収められている辻征夫さんの『学校』というタイトルの詩が気に入っています。

 わたしは教師だが教師だってときには
 学校なんかに行きたくない日があるんだよ
 だれも私を(ぼくを/おれを)わかってくれない?
 あたりまえじゃないか
 ひとの内部ってのは やわらかい 壊れやすい 暗闇だから
 無闇にずかずか踏み込んではいけない
 それが礼儀なんだよ

 大人になりきれていない子どものような視点で綴られています。こういうのをある意味、素直とでもいうのでしょうか。しかし、本来、大人って、ある程度の社会的ルールを備えています。やっていいこととやっちゃいけないこととか、踏み込んでいいこととそうでないこととの区別がついています。でも、そうでもない状況をよく見聞きします。相手の立場とか気持ちを全く考えない行動を平気でとる大人がいます。しかも、それがよくないことと気づいていないのです。だから、周りが促しても、まるで他人事のようで聞き入れないのです。子どもの手本となるべき存在なのに。

 辻さんの詩の先生。結局、最後は娘に促されて、学校へ行くのです。促しを素直に聞き入れられるというのは、大人として立派です。

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