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2010年5月17日 (月)

社会の日記

 社会の授業でたまに「なりきり日記」を書かせます。例えば、消防士の立場でとか、ゴミ処理に関わる人の立場でとか。で、今回は奈良の大仏づくりに関わる人の立場で日記を書きます。聖武天皇の立場や農民の立場、行基の立場などさまざまな見方で大仏づくりを考えます。この日記を書くためには、事前にある程度の知識が必要になります。知らないと書けませんから。だから教科書や資料集を使ってたくさん調べます。

 書いた日記は先生のところに持ってきます。で、すぐに点をつけます。子どもたちには「1枚書いたら10点です。そして、Bだったら5点プラス、Cだったらプラスなし。そしてAだったら20点プラスです。」と言います。書けば書くだけ点が上がるという、授業内のがんばりがリアルにわかってしまう形です。だから、割とたいていの子が黙々と取り組みます。

 書いた日記を今度は他のクラスの友だちに見せます。ノ-トを回すルートを黒板に明記して、コメントを書く紙と一緒にノートを回していきます。1分30秒ごとに回していきます。45秒は友だちの書いた日記を読んで、残りの45秒でコメントを書くといった感じです。僕はピコピコタイマーを持って「はい、あと45秒です。そろそろコメントを書きましょう。」と「はい終了、ノートを回します。」を言うだけです。全員が同じ作業を同時にするので、結構スピードが求められます。だいたい、この繰り返しを5回くらいします。最初はスピードについていくのに必死の様子ですが、5回目くらいになると少し余裕が出てきます。子どもの順応力は素晴らしいです。

 ノート回しが終わって自分のノートとコメント表が戻ってきたら、最後に友だちのコメントを読んでの自分のコメントを書きます。友だちはなぜか(?)かなりいいことを書いているので、それを読む側もうれしいのでしょう。喜びいっぱいのコメントをたいてい書きます。僕のコメントより遥かに効果的なような気がします。

 他の人の書いたものを見たり、自分のを見せたりすると視野が広がります。「例えば」が増えます。さまざまなパターンを知ると、それが次に生かせます。

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