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2010年5月 9日 (日)

僕の初恋をキミに捧ぐ

Photo  夜中にボーッとDVDを見ていました。「僕の初恋をキミに捧ぐ」です。若いっていいなぁ(?)といった感のある内容です。だから、36の僕にはあまり似つかわしくないところが多々ありました。でも、この話はただ単に若い男女の恋愛物語といった類ものもではなく、臓器移植という重たいキーワードがのしかかります。

 臓器を移植すれば、命が助かるかもしれない。しかし、その臓器が友だちのものだと知ったら。ならば、友だちでなく他人の臓器ならよいのか。第三者から見れば、臓器を移植することによって、命を繋ぐことができるのであればと考えてしまいます。しかし、臓器を提供する側にしてみれば、複雑です。たとえ脳死と判定され、いずれ心臓も止まってしまうとしても、今は、体が温かいのです。

 世界のほとんどの国で『脳死は人の死』とされ、脳死下での臓器の移植が日常の医療として確立されています。しかし、日本の臓器移植法では、臓器を提供する意思がある場合に限って『脳死を人の死』としています。つまり、脳死であっても、臓器を提供する意志がなければ、日本では「生きている」ことになります。ただ、事故や脳卒中などが原因で脳幹が機能しなくなると、二度と元に戻りません。薬剤や人工呼吸器などによってしばらくは心臓を動かし続けることもできますが、やがて心臓も停止してしまいます。

 日本で臓器の提供を待っている方は、およそ12000人いるそうです。それに対して移植を受けられる方は、年間およそ200人です。臓器移植って、素晴らしい医療技術です。しかし、臓器をもらう側も提供する側も複雑なんだろうなぁって感じます。

 「命」って、重たいです。

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