« 『和』 | トップページ | 負けるな98 »

2010年11月 9日 (火)

出会い系サイトの授業

 参観日です。「出会い系サイト」の授業をしました。最初に「携帯電話やパソコンでメールをしたことがある人?」と問いました。8割の人が手を挙げました。もちろんすべてがすべて自分のものではなく、親のものを使っての場合もあるのでしょうが。それにしてもかなり多くの人が普通にネットワークに接しています。情報モラルの授業をせずに卒業させてはいけません。

 インターネットで公開されている情報モラル教材を活用して、前半は進めていきます。ある中学校3年生の女の子が出会い系サイトに登録し、ある人とメールのやりとりを始めます。親身になって相談を聞いてくれるその人が会わないかと連絡してきます。そこで第1発問「会った方がよいですか?」。この発問に対して、ほぼ全員Noと。理由の多くがどんな人か分からないからというもの。きちんと分かっているものです。

 結果的にその女の子は会うことを選択し、危ない目にあうのですが、そこで第2発問「どの時点でいけなかったのですか」。これに対しては、たいていの子が「出会い系サイトに登録した時点」と答えましたが、中には「会おうとした時点」と。ここで、出会い系サイトだけが危ないわけではないという話をしました。ゲームサイトやプロフのサイトを見せました。こういった非出会い系サイトでも簡単にコミュニケーションがとれてしまうことを映像で見せました。映像の力は偉大です。口でいくら伝えてもリアリティがありません。14歳と書かれてある表記も実際には37歳かもしれません。そして最後の発問「こういうコミュニケーションを取ることができるサイトは開かない方がよいのでしょうか?」と。

 これは半々に分かれました。危ないという意見もあるし、悩みに相談に乗ってもらえるからよいという意見もあるし、個人情報が漏洩する危険があるという意見もあるし、出会わなければよいという意見もあるし。それぞれにもっともな意見です。そうこうしているうちに時間が来てしまいました。最後に、「ボタン1つで救われることもあるし、自分をそして人をも傷つけることがあります。だからこそ、ボタンを押す前に、本当に押して良いか、正しい判断をしないといけません」と言って授業を終えました。

 こういうサイトは見ちゃダメといっても、見てしまうものです。見せたくなかったら、完全にフィルタリングすべきです。それでもどうにかして見てしまうかもしれません。機器の扱いは大人よりも子どもの方が秀でています。だからこそ、子どもにネットワークの光の面と影の面を教えないといけません。

 与えるのは簡単です。でも大切なのは与える前と与えた後です。

|

« 『和』 | トップページ | 負けるな98 »

教育」カテゴリの記事

コメント

昨日の授業は子ども以上に保護者を意識しました。保護者の間で、妙な噂や不確かな情報が携帯メールを通して瞬く間に広がっていきます。面と向かってではないから罪悪感がないようで。悪い仲間入りをしてはいけませんね。

投稿: パパ | 2010年11月10日 (水) 20時22分

情報モラルの授業、お疲れ様です。この学習は、絶対に学校で行うべきものですが、その本質をわかって授業ができる人も少ないと思います。確かに、情報には蔭の部分がつきものです。しかし、それ以上にプラスの部分もあるのです。また、情報化の流れを止めることはできませんよね。要は、自分のできちんと判断する力をつけること以外にはないのです。インターネットの世界は、もともと善人しか利用しないという発想から作られました。しかし、普及が急速に広がっていく間に、いつの間にか悪い人も使えるものになってしまったのです。自分は、悪い人の仲間入りをしない、そんな気持ちを子ども達にはもってほしいですね。保護者にも・・・。

投稿: SHO | 2010年11月 9日 (火) 21時03分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 『和』 | トップページ | 負けるな98 »