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2011年2月 3日 (木)

展開の速いバスケットボール

 体育でバスケットボールの授業をしています。2学期は体育館が耐震工事のため使えず、体育館での体育は3学期になってからようやく再開です。バスケットボールの授業だけではないのですが、球技は上手い子ばかりが活躍して、そうでもない子はお客さんになりがちになります。だからまずはそうならないような授業を仕組む必要があります。

 授業の前半は1人に1つボールを持たせて、ドリブルとシュートの練習をします。ほぼ止まらずにするので、これだけでかなりの運動量です。次にチームを決めてコート2往復の攻める練習を繰り返しします。このときに最初は敵なし。次に敵2人、敵3人と増やしていきます。この時点で、動きすぎて寒さも飛んでいます。

 そしていよいよ試合です。赤と白と黒の3チームに分かれて、1ポイントシュート交代制で進めていきます。これは、まずは赤と白が試合をして、どちらかが点を決めると、決めた方と黒がすぐさま交代します。試合は止まらないので延々にこの繰り返しで続きます。だからシュートが決められないと、延々と試合を続けます。相当くたびれます。だから、あまりにもシュートが入らない場合は僕がそのチームに入ります。それを2コートでします。子どもたちはほとんど動きっぱなしです。

 試合をするときに、1つだけルールを決めます。それは『ドリブルをしないこと』です。これはドリブルをすると個人プレーに走る可能性が高くなるのと、パスを有効活用させたいといった理由のためです。実際にドリブルをしなくても試合は進みますし、ドリブルをしない方がスピーディーな試合になります。試合を繰り返していくたびに、試合運びがスムーズになります。展開が速いので、誰もがボールを触り、誰もがパスをし、誰もがパスを受け、誰もがシュートします。だから上手い人、そうでない人がほとんど目立たずに試合が進みます。下手に全員シュートを目指そうとか、1度シュートを決めた人はもうシュートしてはいけませんといったお膳立てルールを作らなくても全員がそれなりに活躍できます。

 学校の授業で行う体育です。スポーツ少年団ではありません。体力差がかなりあります。だからこそ全員の運動量を確保しつつも、上手い人もそうでない人も楽しめる場づくり、これからもどんどん構築していかなくてはなりませんね。来年度の体育は授業時数が多少増えるようですしね。

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コメント

 学校の体育って、個人競技はそれぞれでよいのですが、団体競技はある程度、こちら側がルールを加えないと、全くつまらないものに陥る可能性があります。つまらなくする原因は、上手い下手の差が激しいからです。かなりの体力差があります。しかし、体力差なんてあって当たり前です。だからこそ、みんなが楽しい状況を作らないといけないんでしょうね。体育も算数や国語と同じ重要な学習です。できないままほたっておくわけにはいきませんから。

投稿: パパ | 2011年2月 4日 (金) 22時03分

こんばんは。

「学校の授業で行う体育です。スポーツ少年団ではありません。体力差がかなりあります。だからこそ全員の運動量を確保しつつも、上手い人もそうでない人も楽しめる場づくり、これからもどんどん構築していかなくてはなりませんね。」

ここの部分、もう感動してしまいました;;

もう是非!!うちの息子のクラスの担任になって欲しい~;;

運動がちょっと苦手な子でも、みんな運動は大好きなんですよ。

うちの子の学校では、毎年縄跳び大会があるんですけど、勝ちたいが故に、クラスの飛べる子ばかりを集めたチームを作る先生がいます。勿論、それも頷けるんですけどね・・・。でも、上手に入れない子の背中を「早く入れ」と押すのはちょっとね・・・^^;
小学生です。勝ち負け以上に大切なものを、子供達に教えてあげて下さい!!是非!!

投稿: kiki | 2011年2月 3日 (木) 22時47分

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