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2011年3月 6日 (日)

40歳の教科書

 本屋さんへ。別に本屋に行きたかったわけでもなく、何となく立ち寄ったところが本屋さんでした。通知票とかしなくてはならないことが山ほどあるのに。本屋に行くと、本を買ってしまいます。今回買ってしまったのが『40歳の教科書』。サブタイトルの「親が子どものためにできること」というフレーズに惹かれてしまいました。

40kyoukasyo  畑村洋太郎さんの話をまずは読みました。なぜなら、この人の専門が失敗学と創造学と書かれていたからです。こういう謎だけど人間っぽい学問を専門にしているというところに妙に惹かれます。この中に書かれていて印象に残った表現が『本来、失敗という手痛い経験を通じて試行錯誤した先に「創造」があるのに、日本の家庭や教育現場には、失敗そのものを否定する“悪しき正解主義”がはびこっています。これは、さまざまな意味で大きな問題を孕んでいると思います』というところ。

 “悪しき正解主義”というのは耳の痛い言葉です。本来過程が大事なのに、すぐに結果を求めようとしているところって学校にはあります。すると教師主導になります。先生がレールを造り、その通りに流れるから、子どもは(先生も)楽なのです。しかも、ある程度のそれなりの結果が得られます。子どもたちに成功体験をさせることは大切なことです。でもそれは、自分で苦労して得たものでないとあまり意味がありません。大人がお膳立てをして得た成功体験はその瞬間で終わってしまいます。

 子どもが失敗を恐れているのではなく、子どもに失敗させるのを大人が恐れているんでしょうね。大人がドーンと構えないといけませんね。

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コメント

おもしろいですね。こういうの。でも、結構あるような気がします。参観日前にやけに掃除を熱心にしたりするのも似たようなものです。確かに“飾る”というのも大切だと思います。時と場をわきまえたというわけではないですが、キチンとすべき時はキチンとするということは。
でも、息子さんたちのクラスもやればできるということですよね。この事実は大きいと思いますよ。今日だけでもできたのなら、明日もできますよ。

投稿: パパ | 2011年3月 7日 (月) 20時09分

「悪しき正解主義」

この言葉・・・深い言葉ですね・・・。
確かに、色んな意味において、考えさせられる言葉です。

子供が通う学校は、ある教科の研究指定校です。
各方面から色々な先生方が集まる研究発表会を保護者にも公開してる為、先日ちょっと出かけてきました。
以下、その時の話です。

教室に入ると、偉そうな先生方を後ろに、いつも騒々しいクラスメイト達が別人のようにきちんと座っていました。
しかも、誰かが発表する時には、ガタガタッと自分の席をその子の方に向け、目だけじゃなく、体もその発表する子に注目!!
私「うわっ、すごい!いつからこんな事するようになったんだろう。」と、ちょっと感動。
挙手が少ない時、先生が「じゃぁ、00さん。ここはどう思う?」とか「じゃぁ、00さん。ちょっとここ音読してみて。」と先生が自分から名指ししていましたが、そんな子達はみんな、日頃から先生の期待通りの答えを言ってくれる子供達(というか、この日発言した子はみんな一緒だった)。きっと先生の中で、進めていきたい方向性があるんだなぁ・・・思いながら参観してしましたが、いつもあれだけ騒々しい子供達がこんなに静かに授業を聞いていられたという姿に感動し、ちょっと胸が熱くなる思いでその日は帰路につきました。

で、自宅。
私「今日の授業、すごい良かったね。あの椅子を向けるやつ。あんなのいつからやってたの??」
子供「えー??あー、あれね。今日だけだよ。」
私「へ????」
子供「先生がね、今日は偉い先生が沢山来るからそうしてくれって言ったわけ。」
私「そうなんだ。でも、00君や00君も今日は、しっかり聞けてたじゃない。」
子供「あー、あれも今日だけ。今日だけ。いつもすごいに決まってるじゃん。今日は、先生が歩いたり大声だしたりしたら、宿題増やす、許さないっておどしてたんだよ。だからだよ。」

いやぁ、改めて、誰がみにこようとも、普段の授業を見せるパパ先生のすごさを感じたと同時に、先生も大変だなーと思いました。
保護者にもよると思いますが、授業が騒々しくても、私は、それは先生一人の責任じゃないと思うし、それはそれで仕方ないと思うんですけどね・・・。というか、こんな日頃の授業とかけ離れた授業を見せる研究発表会の意味そのものに対して、ちょっと疑問を抱いてしまった一日でした。

長文、ごめんなさい。

投稿: kiki | 2011年3月 7日 (月) 09時30分

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