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2012年2月20日 (月)

実名報道

 山口・光市母子殺害事件の被告人の死刑が確定しました。NHKのニュースを見ていて、実名報道されているんだと知りました。すでに週刊誌やインターネットを始め、さまざまなメディアで被告人の名前は流布していました。しかし、テレビというかなり大衆向けのメディアからリアルに名前が公表されるのに、若干驚きました。昨日までは『元少年』と呼ばれていた人でしたから。公表する理由は、社会的関心が高いことと死刑なので更生する可能性がなくなったことらしいです。

 未成年が実名報道されないのは少年法第61条の影響です。
第61条には
 『家庭裁判所の審判に付された少年又は少年のとき犯した罪により公訴を提起された者については、氏名、年齢、職業、住居、容ぼう等によりその者が当該事件の本人であること推知することができるような記事又は写真を新聞紙その他の出版物に掲載してはならない。』と記されています。ただ、あくまでも家庭裁判所の審判に付された少年又は少年の時に犯した罪により公訴を提起された者に対してです。だから逮捕された段階の人は本当は関係ないのです。つまり少年犯罪で逮捕された人を実名報道したからといって、何らかの責任を取らなければいけないということはありません。実名報道しないのはマスコミの自主規制です。『未成年』って、こんなにも守られているのです。たとえ何の罪もない母と娘の命を奪ったとしても、死刑が確定するまではその名前が公に出ることはないのです。

 死刑が是だとは思いません。ただ、「少年」だからというのはあまりにも不条理です。少年法は若い人にまだチャンスをって発想なのでしょう。しかし、殺された1歳にもなっていない女の子には、まだまだ無限の可能性があっただろうに。もちろん、お母さんも楽しい日々がたくさん待っていただろうに。彼女たちの奪われたチャンスも、もう帰ってきません。「少年」だから刑罰は軽くなんて発想は、やはり違うように思います。 

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