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2013年1月12日 (土)

心のノートが復活するの?

 来年度予算の概算要求で「心のノート」の全校配布が盛り込まれました。その予算、8億円です。「心のノート」の内容そのものは素敵なモノです。ただ読むだけの本としては、結構おもしろいです。がしかし、授業で扱うとなると、何といっても、使い勝手が悪いのです。

 「心のノート」が配布されるということは、無料配布とはいえ、ほっとくわけにもいかず、何らかの形で使用することになります。となると、「心のノート」ありきで物事が考えられるようになります。こうなると、授業をする側としては苦しいのです。

 道徳の授業で、ある授業をする際、適した資料を探します。その資料が、「心のノート」に合致していれば良いのですが、そんな偶然は滅多に訪れません。だから、資料が先にあって、それを基にした授業構成ということになるのです。授業構成が逆になるのです。変なのです。

 文科省の伯井美徳財務課長は「(その時々の政権下の)決められた予算内で行うしかない。もともと配布していたのを復活させるもので、道徳教育には欠かせない教材」と説明しています。んん?いつ、「心のノート」が道徳教育に欠かせない教材になったの?どこの学校でも、道徳の副読本を購入しているのに、それはいらないということなのかなぁ。

 上の人は、良かれと思ってのことだとは思います。ただ、上の人と現場がズレていると(よくあることですが)、上の人の思いは、ただの押しつけにしかならないのです。

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