市の研究授業がありました。なぜか3年連続です。といっても、2年前が家庭科、去年が外国語、そして今回が体育とややマニアック教科ばかりですが。僕も46なのでそこそこのベテランです。そこそこのベテランが、市の研究授業なんて受けなくてもいいような気もしますが、誰もやろうとしないし、誰かがやらなきゃならないのであれば的な感じです。まあ、自校で自分のクラスの子どもの授業をするので、普段通りで良いです。2年前までお世話になったやや遠くの市に異動された校長先生が、わざわざ見に来られました。元気になりました。
で、授業なのですが、指定があって「体つくり運動」とのこと。全くもってほとんど意識したことのないものです。授業の最初の準備運動で行うことはあるのですが、単元で取り組むことは過去24年間1度もありませんでした。だから、一から勉強しました。でも、なかなか腑に落ちることもなく。何というか、ゴールが見えないのです。例えば、器械体操なら台上前転ができたとか水泳なら25m泳げたという明確なゴールが見えます。でも、体つくり運動はぼんやりしているのです。後の協議会でも、様々なグループからこのあたりのことが議論されていたのですが、でも、明確な答えが出るものでもありません。そもそも体つくり運動というのはそういうものなのかもしれません。要は、体を動かしたら楽しいっていう超抽象的なものなのかな。でも、そんなことは堂々と言えません。
40歳を超えてから、人に授業を見せることがかなり増えました。20代30代の18年間よりもこの6年間で行った研究授業の方が多いかもしれません。意識的に増やしているところがあります。こうしないと惰性に流されます。ベテランになると、大して勉強をしなくてもある程度の授業はこなせます。しかし、それでは最高が現状維持です。日々成長しないと。そのためには自分に負荷を与えないと。それがすべて子どものためになります。
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