昨日、来週から実施するZOOMの朝の会の研修をしました。保護者用に配布したZOOMの使用法を書いた文書を使って、全教職員で参加します。すると、ん?という場面が続出。そもそもホストがOKしないと繋がらないのですが、他の先生方からこれでいいのか?間違えているのではないのか?というのが続出(文書では、それでOKですという類いのことは書いているのですが)。さらに、名前を入れるようにと文書では書いているのに、全員が名前を入れず。だから、だれが参加しているのかがよくわからない形に。つまり、ある程度、普段からICT機器に触れているものでさえ、スムーズにいかないということです。これは想定内のことですが、多分、いろいろな家庭で同様のトラブルが起こるのでしょう。同じ室内にいるのであれば、解決法を伝えることができますが、実際には無理なことです。いやぁ、ある意味、楽しみになっていました。
学校で何かをするとき、ある程度ステップを踏みます。今回の場合だったら、まず学校で子どもたちにやらせながら、やり方を伝えます。そして、その機器を家に持ち帰って、家でもやってみます。何度かつながるかチェックした後本番を迎えるという形です。しかし、今回はいきなり本番です。しかも、機器は家にあるものです。それがパソコンなのかタブレットなのかスマホなのかもわかりません。ステップゼロで本番を迎えます。だから、うまくいったらラッキーで、うまくいかなくて当たり前の感覚でいいのだと思います。どうしても、1つずつステップを踏み、全員が同じ歩調でと常識的な(?)教員的発想をしてしまいがちですが、それでは、今は前に進めません。進める人は進む。進めなかった人はあとでフォローするの形で進まないと。
幸い85%の家庭がZOOMの活用をOKしてくださいました。残りの15%も本当は参加したいけれども、ネット環境や機器の問題等で参加できないというものです。もちろん参加できる人も操作がうまくいかず入れなかったということもあるでしょう。その場合は、やり方を個別に知らせればいいのです。そして参加できなかった人は直接電話で子どもと会話できるようにしてもらうようにしています。
何となく、オンライン授業という言葉が独り歩きしすぎている面がありますが、そこへのハードルはかなり高いです。普通の授業でも難しいのに、画面を通してとなるとレベルが一気に上がります。まず、一般的な小学校でできること、やらなければいけないことは、子どもたちと繋がることです。繋がる可能性を広げるために、朝の会だけではなく昼の会も実施することにしました。これを週2回すると4回チャンスがあります。この4回のうち1度も参加することができなかった子は電話で直接会話することに。もちろん、小さな学校だからできることかもしれませんが、できるならやらないと。
待ってても、誰も指示してくれません。自分たちで動かなきゃ。
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