教育

2017年5月25日 (木)

英語の増える時間の行方

 新しい学習指導要領で小学校の英語が教科になることに伴い、文科省は来年度から2年間を移行期間と定め、授業時間確保のため、総合的な学習の時間の一部を「英語」に振り替える措置を容認することに決めたそうです。つまり、現状のまま週1コマ増やすというのは、基本的に難しいということが、文科省もようやく分かったということなのでしょう。ただ、これは移行期間のことの話のようで、本格的に始まってからは、現状のまま週1コマ増やすのかもしれませんが。

 ずっと不思議だったのです。英語が増えるということは分かってはいるのですが、いつの時間にするのかって。夏休みにするとか、朝の時間にモジュール的にするとかの話は上がっていました。しかし、既に何かに使われている時間です。朝だって、学力向上のために、どの学校の何かに取り組んでいます。現場に余裕なんてありません。

 さて、どうなっていくのでしょうか。現場は結局、上の言いなりですからねぇ。

| | コメント (0)

2016年11月22日 (火)

教育相談

 教育相談をしました。学校における教育相談は先生が聞き役に徹するというよりは、提案もするという形の方が良いのかな。もちろん、聞くことも大切です。

 勤務校では学期に1回教育相談ウイークを設けることになっています。僕がその担当者なので、期間を設けるわけです。で、事前にアンケートを取ります。というのも、例年アンケートを取っていたようです。ただ、使い勝手が今イチだったので、やりやすいように(あくまでも僕が)刷新しました。こうしたアンケートが必要なのかどうかは分かりませんが、相談内容のちょっとした資料にはなります。で、やる時間なのですが、何日かに分けて数人ずつ行う場合もあるようですが、僕は1日で一気にやってしまいます。それは話がクラス内で漏れるからです。漏れるとまだ教育相談をしていない人が構えてしまいますから。ということで時間が掛かります。なので、先生が居なくても授業が進められる課題、今日は新聞づくりをさせておきながら進めました。

 質問内容を事前に紙に書いておき、それを子どもに提示します。で、まず最初に質問はどうでもいいことを聞きます。今回は「ハムサンドとたまごサンド、どっちが良いか」って。このつかみが結構大事で、話しやすい雰囲気を作っていきます。そして本題へ。

 まあ、教育相談って、子どもの悩みを受け止めることとともに先生の願いも伝える重要な機会です。学期に1回くらいは自習にしてでもやるべきことなんでしょうね。

| | コメント (0)

2016年11月 7日 (月)

無理しちゃダメ

 僕は走ることが好きな方ですが、一般的に走ることを好んでいる方はあまり多くはないでしょう。子どもたちも同様です。体育の授業で「やったぁ、サッカーだぁ」っていうのはあるかもしれないけれども、「やったぁ、持久走だぁ」っていう子は稀です。まあ、持久走ってしんどいですからね。

 ただ、学習指導要領解説の中では、この持久走について触れている部分が1カ所しかありません。それが5.6年の体力を高める運動の中で、その例として、「無理のない速さで5~6分程度の持久走をすること」とあるだけです。その程度の扱いなのです。持久走は時として命を奪う危険性がありますから。

 ということで、体育で持久走をするときは、5分間走をします。100mトラックを作って(既存のトラックのショート版)、10mおきにコーンを置きます。あとは2人組を作って、走る方、測る方に分かれて始めるだけです。一応キロ5分と想定すると1周100mが30秒になります。これを目安に個の能力に応じて走ることにします。これをすると①目標が立てやすい。②無駄な時間(最初にゴールをした人と最後にゴールをした人との間の時間)がない。といったメリットがあります。他にもミニ駅伝をしたり、一列に並んで走り、笛の合図で一番後の人が先頭で走るを繰り返すRUNをしたりします。ただ単に走りなさいって言ったところで、面白くも何ともないですからね。

 とはいえ、気を付けていることはあります。それは、走らざるを得ない状況を作るんだけれども、無理はしないようにするという点です。持久走は学習指導要領の中では体力を高める運動の中の「動きを持続する能力を高める運動」に属します。陸上運動には属さないのです。つまり、持久走にあまり熱くなっちゃダメっていうことですね。

| | コメント (0)

2016年10月24日 (月)

人権参観日

 人権参観日でした。どこの学校でもこの「人権」参観日というのがあるのでしょうか。今のところ僕が勤めた先ではほとんどあったような気がします。まあ、子どもへの指導と保護者への啓発という両面があるのでしょうが、授業づくりには結構エネルギーを使うテーマです。重すぎても軽すぎてもダメですからねぇ。だからこそ、その両面が融合したような授業が求められます。

 ここ最近、この参観日のときは、いくつかのパターンの授業をしているのですが、今日は「差別をなくす代表選挙」を行いました。これは、差別をなくすために立ち上がった立候補者6人の主張内容を吟味して、どの人を選ぶか(選ばないか)を考えることで、主体的に差別撲滅に目を向けることが狙いです。で、この6人の主張が突っ込み処満載なのです。だから、話が盛り上がります。授業をしている自分が楽しくなります。

 元々この授業は、ワールドスタディーズという国際理解教育のことが書かれていたものの中にあった資料をクラスの子用にアレンジしたものです。価値観を押しつけるのではなく、価値観を自分たちで作り出す流れにできます。ただ、うまく話し合いをコーディネートしないと、不完全燃焼で終わることもあるので、ある程度のシナリオ構成は必要です。今日は想定外の選択もあったので、ちょっと不完全燃焼になり気味でした。まだまだクラスが読み切れてません。反省です。

| | コメント (0)

2016年8月17日 (水)

私立の恩恵

 文科省は、私立の小中学校に来春入学する児童・生徒がいる年収590万円未満の世帯に対し授業料を補助する方針を固めたそうです。一定の年収未満の世帯も学費の高い私立校を選択できるようにするのが狙いだそうで。これってどういうことなんだろう。選択肢の幅を広げて、私立にも目を向けましょうってことなのかなぁ。そもそも私立に行こうと考えているってことだけで、結構収入があるような気もしますが。

 文科省はいじめを理由に私立に転校する例を挙げていますが、これは稀な話だと思います。お金の使い方がどうもズレているような気がします。経済的な理由で子どもを学校に通わせること自体に不安を抱えている家庭はかなりあります。毎月の集金が払えない家庭もたくさんあります。そんな状況で、是非私立にって思う家庭がどれくらいあるのだろう。僕は私立の学校がたくさんある都会に住んでいないからそう思うのだろうか。

 まあ、この制度のおかげで恩恵を受ける人もいるのでしょうが、この制度を不満に思う人の方がはるかに多い気がします。

| | コメント (0)

2016年8月 1日 (月)

140時間

 中教審の特別部会が審議をまとめて案を公表したのですが。小学校の授業時数は、中学年と高学年の外国語教育の強化で140時間増えるようです。ん?140時間?つまり、3年生以上は授業時数が週1時間増えるということです。外国語が増えることは分かっていたので、単純に何かの時間が1つ減るのかなって思っていたら違いました。ただ増やすようです。

 今、6時間が4日、5時間が1日です。5時間の日は職員会や研修が入ります。1時間増えるとなると、この5時間の日が埋まることになるのでしょう。となると、職員会や研修の時間は十分には取れません。

 この流れになると土曜日復活とかにいくのかなぁ。勉強はもちろん大切だけど、何というか、息苦しくならないかなぁ。せつないなぁ。

| | コメント (0)

2016年5月15日 (日)

個別カルテ

 障害のある子どもを小学校から高校まで一貫して支援し、進学や就労につなげるため、文部科学省は進学先にも引き継げる個別カルテを作るよう、各校に義務づける方針を固めたようです。通常学級に通う比較的軽い障害や発達障害の子どもも対象で、2020年度以降に導入するとのこと。

 すでに実施している場所もあります。前任校ではやってました。ただ、やり方もあるのでしょうが、実際に関わってみて、そのカルテのようなものが、どの程度効果があるかは分からないままでした。それは保護者の方もです。まあ、カルテを作るということは、その時点で保護者との合意があるということです。だから、カルテがいっしょに子どもの未来を考えていきましょうという流れができる貴重なアイテムにはなります。しかし、合意するのが難しい事案が結構あるのが現実のように思います。

 確実に言えることは、先生の仕事が増えるということです。先生、潰れないかなぁ。

| | コメント (0)

2016年5月10日 (火)

Message from Hase

 本日付で馳文科大臣のメッセージが発信されました。テーマは「教育の強靱化に向けて」です。強靱?強靱って強くてしなやかっていう意味です。強靱という言葉の響きは重みがありますが、この強さ、しなやかさは何に対してのものなんだろう。

 って、考えても、トップダウンで降りてくるものなので、現場はどうにもできません。で、このメッセージからも伝わること。2020年度から実施される新学習指導要領において、キーになるのは「アクティブ・ラーニング」です。これからの先生は(子どもも)、今以上に質が求められます。大変です。

 でも、メッセージの中に1つ、ホッとすることが記載されていました。それは「教員が今まで以上に、一人一人の子供に向き合う時間を確保し、丁寧に関わりながら、質の高い授業や個に応じた学習指導を実現できるようにするべく、教職員定数の戦略的な充実を通じ、学校の指導体制を充実させます」って。おおっ、これって、先生の数増やすってことかな。

 ちょっと期待。

| | コメント (0)

2016年2月27日 (土)

不登校調査

 文部科学省は、児童や生徒の不登校の実態について、これまでよりも詳細に調べることを決めましたようです。従来の「30日以上欠席」に加え、「90日以上欠席」、「出席日数が10日以下」、「出席日数が0日」という3つの新たな調査項目を設けるとのこと。文科省は調査がお好きです。

 で、そもそもこうした調査はどういう目的でするのかというと、不登校の未然防止や不登校児童生徒への必要な支援の在り方等を検討する上での基礎資料にするんだと、文科省が出している「不登校に関する実態調査」に記載されていました。

 今、小中高合わせて17万人の不登校児童生徒がいるそうです。僕も不登校の児童を担任したことがありますが、ケースも様々です。一概にジャンル分けできないものも多いです。だから調査の時に悩むんですよね。どれに当てはめたらいいのかって。でも、そういう悩んだ上に当てはめたものを恐らく機械的に処理されて、結果が出るんでしょうね。それが基礎資料になるのでしょう。

 資料見ても対策は個別に違うわけです。個別に対応しやすいように、教員を増やせばいいような気もするのですが。調査でかかる費用で、結構な教員をまかなえると思うのですが。

| | コメント (0)

2016年2月25日 (木)

小中連携

 中学校の先生が来校され、英語の授業を行いました。子どもたちは中学校の先生がやってくるというだけで少し緊張気味。まあこれくらい緊張感があった方がいいです。どうせ1か月後には毎日のことになるんですから。

 こうした小中連携や幼小連携が最近流行っています。まあなめらかな移行ということなんでしょう。ただ、いまいちメリットが見えにくいのも事実です。例えば今日の英語の時間。狙いは何なのかと言われると答えにくいのです。ただ、上からやりなさいと言う指示があったからやったという形になっています。メリットを見出すのであれば、中学校の先生が小学校の子どもの様子が知れたということ、そして小学校の児童が、中学校の先生の授業を体感できたということぐらいでしょうか。

 実はこの企画は小学校の先生がT1でって言われていたのです。でも、僕が全力で断ったのです。僕は授業して下さいと言われたら、100%断りません。それがどんな教科であろうが、自分にとってのプラスと考えて取り組みます。外国語でもです。ただ、今回の場合は、少し違うように思うのです。小学校の先生が中学校の先生に授業を見せたところで、双方に得るものが現段階では見出せないからです。パターンとしては、言い方は悪いですが、中学校の先生が上から目線的に、僕たちのしょぼい授業を見るということになります。まあそれはそれでいいのかもしれませんが、土俵があまりにも違いすぎです。コミュニケーション重視の週1しかしない小学校英語と書く活動がふんだんに取り入れられる中学校英語とでは質が違います。ということで、子どもにとってのメリットを見出せそうなパターンとして、中学校の先生にT1という形でお願いしました。

 中学校の先生は、授業をされてどう思ったのか分からないですが、こういう企画をする前には、きちんと話を詰めないと本当はダメなんでしょうね。でも、そんな時間をとるのも難しいくらい現場は疲弊しているんですがね。

| | コメント (0)

より以前の記事一覧